じかんおやこナビゲーターによるコラムNO.62：ミラーニューロン効果

2025年2月12日

ミラーニューロン効果

こんにちは！手帳ナビゲーター兼じかんおやこナビゲーター、協会認定コラムニストのぐち歩未です。週の真ん中水曜日のお昼時、みなさん、いかがお過ごしですか?

子育てママのみなさん、「ミラーニューロン」ってご存知ですか？「ミラーニューロン」とは、1990年代に発見された神経細胞の１つです。この神経細胞は、赤ちゃんから大人まで備わっていて、コミュニケーションに欠かせない働きをすると言われています。

「ミラーニューロン」は、別名「ものまねニューロン」とも言われています。この神経細胞があることで、わたしたち人間は、他人の行動や感情を見た際、自分の脳の中でまるで自分が同じ行動をしていたり、同じ感情を味わっているかのように感じてしまいます。たとえば、誰かが笑うと、つられて笑顔になってしまったり、誰かがあくびをすると、つられてあくびをしてしまったり…。時には、お友達が泣いているのを見て、同じように悲しくなってしまうお子さんもいらっしゃいますよね。このような共感的な行動が起こるのは、ミラーニューロンの働きによるものだそうです。これを「ミラーニューロン効果」と言います。

この「ミラーニューロン効果」を子育てに活かすとどうなるでしょうか。わたしたち子育てママは、日常の中でお子さんのイヤイヤ期やワガママなどに、ついイライラしてしまうことってありますよね。でも、そんな時にも少し立ち止まって「ミラーニューロン効果」を意識してみましょう。お子さんの態度を受けてママがイライラしてしまったとして、その表情や態度をお子さんに見せてしまったら…？もしかしたら、ミラーニューロンの効果で、お子さんはより、どうにもならない怒りの感情を増幅させてしまうかもしれません。だとしたら、わたしたちママの目指すところはどこでしょうか？きっとイライラの増幅ではなく、お互いに感情が落ち着き、穏やかに過ごすことですよね。でしたら、敢えてママ自身がいつも通り穏やかに過ごしてみる、微笑みながら楽しいことをしてみる、というのはいかがでしょうか？

わたしはママの笑顔や表情は、お子さんにダイレクトに影響を与えていると感じています。ですので、今日から少しだけ家庭内での自分の表情にも意識を向けてみませんか？後にきっと、お子さんからの倍以上の笑顔になって返ってくるのではないかと思います！