じかんおやこナビゲーターによる コラムNO.76:カクテルパーティー効果

カクテルパーティー効果

こんにちは!手帳ナビゲーター兼じかんおやこナビゲーター、協会認定コラムニストのぐち歩未です。水曜日のおひるどき、みなさん、いかがお過ごしですか?

みなさん、” カクテルパーティー効果”ってご存知ですか?子育て中の毎日って、いつも賑やかだったりしますよね。テレビの音、子どものおしゃべりやおもちゃの音、ごはんを作る音や洗濯機の音などなど、たくさんの音に囲まれていると思います。ですが、そんな賑やかな生活の中でも「ママ〜!」と呼ばれた声や子どもの泣き声には、ハッと反応してしまう。そんな経験、あなたもありませんか?それこそが「カクテルパーティー効果」と呼ばれる現象です。今日はそんな「カクテルパーティー効果」について書いてみたいと思います!

カクテルパーティー効果とは、1953年にイギリスの認知心理学者であるエドワード・コリン・チェリーによって提唱されたものであり、”カクテルパーティーのような騒がしい場所であっても、自分の名前や興味関心がある話題は自然と耳に入ってくる”という心理効果のことを言うそうです。みなさんもこんな経験ありませんか?例えば、騒がしい場所にいても、自分の名前が出るとハッとしたりすること。また、公園などでいろんな子どもの声が聞こえる中でも、自分の子どもの呼ぶ声や泣き声はすぐに察知できたり・・・。これは人間の脳は、膨大な音の情報の中から、自分にとって必要な情報であるかを瞬時に判断してピックアップする力を持っているからだそうです。すごいですよね!

この効果を子育てに活かすなら、どんなふうに活用できるでしょうか?例えば、子どもがなかなか話を聞いてくれない・・・そんな時ありませんか?そんな時は、まず子どもの名前を呼んで、子どもがこちらを向いてから話し始める。または先に、子どもの興味関心のある話をして、こちらに意識が向いた状態で、伝えたいことを話し始める。そんなふうに意識するだけでも、子どもたちが話を聞いてくれたり、私たちが伝えたいことが伝わりやすくなるかもしれませんよ。

ちなみに、我が家では子どもたちに話をする時、名前を呼ぶことはもちろん、「ちょっといい?」と子ども自身に尋ねて、子どもたちの聞く体制が整ったら話すように心がけています。ちょっとした工夫でずいぶん話が伝わりやすくなりますよ!

忙しい毎日の中でも、本当に必要な声をちゃんと届け、本当に大切な声をちゃんと受け取っていきたいですね。

それでは、週の後半も楽しんできましょう。協会認定コラムニストのぐち歩未でした。

参照サイト :https://keiei-shinri.or.jp/word/%E3%82%AB%E3%82%AF%E3%83%86%E3%83%AB%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E5%8A%B9%E6%9E%9C/

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

お気軽に
お問い合わせください

スケジュール管理のこと、講座のご案内、ナビゲーターに関するご質問など、お気軽にご連絡ください。
お問い合わせ